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最高裁人事
【さいこうさいじんじ】

最高裁判所における裁判官の人事異動
最高裁長官は、形式的には、内閣の指名に基づいて天皇によって任命される。また、他の判事は、内閣によって任命され、天皇の認証を受ける。
1人の長官と14人の判事で構成される最高裁判所(最高裁)の人事は、裁判所法のほか日本国憲法にも定められている。
しかし、実際には、最高裁長官が首相にあらかじめ意見を述べておき、それを首相が了承して決まるのが慣例となっている。したがって、三権のうち司法権が独立して実質的な人事をまとめている。
最高裁の裁判官は、識見が高く法律の素養がある40歳以上の者だという任命資格がある。裁判所法は、15人のうち少なくとも10人は、裁判官・検察官・弁護士などの法律専門職を一定期間経験していなければならないと定めている。
なお、最高裁の裁判官は、70歳の定年をもって退官する。
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