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暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 霜月

十日夜・亥の子
【とおかんや・いのこ】

11月は収穫祭の月

 立冬(一一月八日頃)には行事らしいものがないが、この日前後には、各地でさまざまな民俗行事が行なわれる。十日夜は、東日本で旧暦一〇月一〇日夜に行なわれる収穫祭。稲刈りが終わって、田の神が山に帰る日とされ、子供たちははやし歌を歌いながら、ワラの棒で地面をたたきまわる風習がある。
 旧暦一〇月の亥の日に行なわれる西日本亥の子は、十日夜に相当する収穫祭である。石やワラの棒で地面をたたく風習は亥の子突きと呼ばれ、子供たちは家々を回って亥の子餅などをもらう。亥の子餅あるいは亥の子のことを玄猪ともいう。中国の風習が日本の民俗的な収穫祭と結びついたものといわれる。




日本実業出版社 (著:吉岡 安之)
「暦の雑学事典」
JLogosID : 5040182


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出版社:日本実業出版社[link]
編集:吉岡 安之
価格:1,404
収録数:198
サイズ:18x13x1.8cm(-)
発売日:1999年12月
ISBN:978-4534030214

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