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暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 卯月

卯月
【うづき】

 旧暦四月の異称。『万葉集』に、大伴家持が天平二〇年四月一日に詠んだ「卯の花の咲く月立ちぬほととぎす 来鳴き響めよ含みたりとも」という歌が載る。そこで卯の花(ウツギの花)が咲く頃なので卯月という説がある。ただ、卯の花は旧暦五月頃の花である。含みとはツボミのことだが、それにしても四月の花とするには無理がある。卯の花が語源ではなく、逆に卯月に咲くから卯の花と名づけられたとも考えられるである
 十二支の四番目は卯にあたるので卯月という説もある。しかし、中国では卯月は二月のことである。これは冬至月に十二支の第一の子をあてるからだ。




日本実業出版社 (著:吉岡 安之)
「暦の雑学事典」
JLogosID : 5040120


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出版社:日本実業出版社[link]
編集:吉岡 安之
価格:1,404
収録数:198
サイズ:18x13x1.8cm(-)
発売日:1999年12月
ISBN:978-4534030214

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