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日本語使いさばき辞典 >

「友人・知人」に関する故事・成語

[益者三友(えきしゃさんゆう)損者三友(そんしゃさんゆう)]際して為になる友達に三種類あり、損をする友達に三種類あるの意。人と付き合う上で、どういう友達を選ぶべきかを説いたもの。「益者三友」は、正直・誠実・知識のある人、「損者三友」は、不正直・不誠実・口先が巧みな人のこと。出典は『論語』。
[己(おのれ)に如(し)かざる者(もの)を友(とも)とするなかれ]自分よりも劣った者は、自分の修行の上であまり役に立つこともないので、友としない方がよいということ。出典は『論語』。
[読書尚友(どくしょしょうゆう)]書物を読むことによって昔の賢人を友とすること。出典は『孟子(もうし)』。
[莫逆(ばくぎゃく)の友(とも)]きわめて親しい友。無二の親友のこと。「莫逆」は、「ばくげき」とも読み、「逆(さか)らうこと莫(な)し」の意。出典は『荘子(そうじ)』。《類》「心腹(しんぷく)の友(とも)」「会心(かいしん)の友(とも)」
[刎頸(ふんけい)の友(とも)]きわめて親密で、堅い交わりを結ぶ友。「刎頸」は、頸(くび)を刎(は)ねることで、相手のために首をはねられても悔いのない交わりの意。出典は『史記』。《類》「金蘭(きんらん)の友(とも)」
[文(ぶん)を以(もっ)て友(とも)と会(かい)す]学問をすることによって友人を集めること。学問を志す者が集まり、友として交わることをいう。出典は『論語』。
[方外(ほうがい)の友(とも)]世俗を離れて交わりを結んだ友。「方外」の「方」は世間・浮世の意。出典は『冷斎夜話(れいさいやわ)』。
[忘年(ぼうねん)の友(とも)]年齢の差など関係なく、親しく交わる友。出典は『後漢書(ごかんじょ)』。
[朋有(ともあ)り遠方(えんぽう)より来(き)たる]同学の友がはるばると遠い道のりを訪ねて来てくれた。このうれしさは、まさに格別であるということ。この後に「また楽しからずや」と続く。出典は『論語』。




あすとろ出版 (著:現代言語研究会)
「日本語使いさばき辞典」
JLogosID : 4382181


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編集:現代言語研究会
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