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日本語使いさばき辞典 >

「年齢」に関する故事・成語・ことわざ

[亀(かめ)の甲(こう)より年(とし)の劫(こう)]長い間の豊富な経験・知識はすぐれており、尊重すべきであるということ。年長者の人生経験を尊重すべきことのたとえ。「亀の甲」と「年の劫」はごろ合せ。「劫」は非常に長い時間。「功」とも書く。
[犬馬(けんば)の齢(よわい)]つまらぬ犬や馬のようにただ年齢を重ねている意から、自分の年齢をへりくだっていう言葉。「齢」は、「歯」とも書く。出典は『漢書(かんじょ)』。《類》「犬馬(けんば)の年(とし)」
[三歳(さんさい)の翁百歳(おきなひゃくさい)の童子(どうじ)]年が若くても分別のある賢い者もいれば、年を重ねていても愚かな者もいることのたとえ。
[四十肩(しじゅうかた)に五十腕(ごじゅううで)]人間も四十歳、五十歳ごろともなると、肩や腕など、あちこちが痛み出すことを言った言葉。
[七十(しちじゅう)にして矩(のり)を踰(こ)えず]孔子が七十歳で到達したといわれる「心の欲する所に従えども矩を踰えず」を言い換えた言葉。老年になると、心のおもむくままに行動しても道徳の道からはずれることはないという境地を表したもの。出典は『論語』。
[人生七十古来稀(じんせいしちじゅうこらいまれ)なり]七十歳まで生きる人は昔からきわめてまれであるということ。杜甫(とほ)の詩『曲江(きょっこう)』の一節。
[人生CID(7662)(じんせいわず)か五十年(ごじゅうねん)]人の一生はわずか五十年だという、人生の短いことをいう。織田信長が好んだという言葉。
[男女七歳(だんじょしちさい)にして席(せき)を同(おな)じうせず]七歳になったら男女の区別をはっきりしてみだりに親しくしてはいけないという儒教の教え。出典は『礼記(らいき)』。
[十(とお)で神童十五(しんどうじゅうご)で才子(さいし)二十(はたち)過(す)ぎれば只(ただ)の人(ひと)]幼い時は神童とまで言われてもてはやされた者も、年を重ねて大きくなるにつれて平凡な人になってしまうことが多いということ。
[七(なな)つ下(さ)がりの雨(あめ)と四十過(しじゅうす)ぎての道楽(どうらく)はやまぬ]七つ下がり(午後四時過ぎ)に降り始めた雨はやみにくいのと同様に、中年を過ぎて覚えた遊びはやめにくいものだ。
[年功序列(ねんこうじょれつ)]年齢や勤続年数によって、地位や賃金に高下の差をつけること。
[二十(はたち)後家(ごけ)は立(た)つが三十後家(さんじゅうごけ)は立(た)たぬ]二十歳で夫と死別した女性は再婚しないで後家を通すことができるが、三十歳になって夫を亡くした女性は、夫婦生活を長く味わっているので再婚することが多い。




あすとろ出版 (著:現代言語研究会)
「日本語使いさばき辞典」
JLogosID : 4382143


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編集:現代言語研究会
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