「母」のさまざまな呼称
[両親のうち女の人]足乳根(たらちね)・垂乳根(たらちね)・足乳女(たらちめ)・垂乳女(たらちめ)・母(はは)・母(おも)・女親(おんなおや)・女親(めおや)・母親(ははおや)・家母(かぼ)・親母(しんぼ)・北堂(ほくどう)
[母を親しみ敬っていう]慈母(じぼ)・母者人(ははじゃひと)・母人(ははびと)
[母の尊敬語]母御前(ははごぜ)・母御前(ははごぜん)・母刀自(おもとじ)・母刀自(ははとじ)・母上(ははうえ)・母君(ははぎみ)・母御(ははご)
[自分の母を謙CID(7726)していう]愚母(ぐぼ)
[自分の母を謙CID(7726)していう(昔は尊敬語)]御袋(おふくろ)
[子が母に呼び掛ける]御母(おかあ)さん・母(かあ)さん
[やや敬意をこめて子が母に呼び掛ける]御母様(おかあさま)・母上様(ははうえさま)
[御母さんよりくだけていう]御母(おかあ)ちゃん・おっかあ・御袋(おふくろ)さん
[年少の子が自分の母に対して呼び掛ける]母(かあ)ちゃん・母(かか)
[他人の母の尊敬語]尊母(そんぼ)・母御(ははご)・母君(ははぎみ)・令堂(れいどう)・母堂(ぼどう)
[自分を生んだ]生母(せいぼ)・実母(じつぼ)
[血のつながりのない]継母(けいぼ)・継母(ままはは)
[義理の]義母(ぎぼ)
[養子先の]養母(ようぼ)
[父が同じで母が違う]異母(いぼ)
[母が同じ]同母(どうぼ)
[父の正式の妻]嫡母(ちゃくぼ)・嫡母(てきぼ)
[離縁された生母]出母(しゅつぼ)
[年とった]老母(ろうぼ)
[天皇の母、また、皇后]国母(こくも)・国母(こくぼ)
[夫の]姑(しゅうとめ)・姑(しゅうと)
[天皇が亡くなった母をいう]皇妣(こうひ)
[死んだ]亡母(ぼうぼ)・先妣(せんぴ)
[いつくしみ深い]慈母(じぼ)
[賢い]賢母(けんぼ)
[キリストの生母]聖母(せいぼ)
[母に代わって子に乳を飲ませたり世話したりする女性]乳母(うば)・乳母(めのと)
[母に代わって母のように後見する人]母代(ははしろ)
[手紙などで自分の母を他人にいう]母(はは)・老母(ろうぼ)・愚母(ぐぼ)・御袋(おふくろ)
[手紙などで自分の亡くなった母を他人にいう]亡母(ぼうぼ)・亡(な)き母(はは)
[手紙などで相手の母を相手にいう]御母様(おかあさま)・御母上(おははうえ)・御母君(おははぎみ)・御母堂(ごぼどう)・御賢母様(ごけんぼさま)
[手紙などで亡くなった相手の母を相手にいう]亡(な)き母上様(ははうえさま)・御先妣様(ごせんぴさま)・御亡母様(ごぼうぼさま)
| あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「日本語使いさばき辞典」 JLogosID : 4381106 |