【四字熟語】四字熟語 > 格言ことわざ故事来歴
漱石枕流
【そうせきちんりゅう】

「石に漱ぎ流れに枕す」と読む。本来は「流れに漱ぎ石に枕す」というべきところを、いい誤ったのに、こじつけて誤りを認めなかった故事からきた。負け惜しみの強いこと。また、こじつけのうまいたとえ。「さすが」という言葉に「流石」を当てはめたのも、ここから。夏目漱石の号も、もちろんこれを取ったもので、自分の考えは、こじつけや負け惜しみが多いという寓意を含んでいる。『晋書』孫楚。
鷺を烏。白を黒といいくるめる。牽強付会。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373816 |