【四字熟語】四字熟語 > 仏教伝来と輪廻生死
三千世界
【さんぜんせかい】

仏法にいう宇宙観。須弥山の周囲に七山八海があり、その外を大鉄囲山が囲んでいるのを一小世界という。これを千積んで一小千世界。小千世界を千集めて一中千世界。中千世界を千積んで一大千世界、それが三千で三千大千世界という。広漠たる一切の世界の意。高杉晋作は、「三千世界の烏をころし、主と添い寝がしてみたい」と、しゃれた歌をつくっているが、このように目前の現世と解釈してもいい。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373617 |