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四字熟語四字熟語 > 風流桃源で悠悠自適

黄粱一炊
【こうりょういっすい】

黄粱一炊の夢」の故事。人生の有為転変、はかなさのたとえ。唐の玄宗の時代、廬生という青年が、邯鄲(河北省)の宿で、道士の呂翁から枕を借りて寝た。それは陶器の枕で、両端に孔があいていた。彼は夢でその孔から中へ入った。--廬生は名家の娘と結婚し、とんとん拍子に出世して宰相にまでなった。位人臣を極め得意絶頂のとき、突然”逆賊”として捕えられた。無実の罪であったが、流刑となり、数年後、それが冤罪であることがわかった。皇帝は彼を呼び戻して燕国公に封じた。彼は幸福な晩年を送って死んだ。--というところで、欠伸をして眼をさますと、宿の主人が炊いていた黄粱(きび、あわめし)はまだ炊き上がってはいなかった。廬生は呂翁に感謝して言った。「貧富、栄辱、死生と、人生のあらゆることを夢で経験しました。これは先生が、私の欲をふさいで下さったものと思います。よく肝に銘じておきます」。
沈既済『枕中記』。
一炊之夢。邯鄲之夢。廬生之夢。邯鄲の夢枕。




日本実業出版社 (著:真藤 建志郎)
「四字熟語の辞典」
JLogosID : 4373523


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出版社:日本実業出版社[link]
編集:真藤 建志郎
価格:1,467
収録数:1000語
サイズ:18x13x2cm(-)
発売日:1993年8月
ISBN:978-4534020482

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