【四字熟語】四字熟語 > 風流桃源で悠悠自適
林間紅葉
【りんかんこうよう】

「林間に酒を煖めて紅葉を焼く」--直訳すると「秋、林の中で紅葉を燃やし、お燗をして楽しむ」となる。が、真意は、風流の趣を述べ、秋の風情を賞したものだ。「林間ニ酒ヲ煖メテ紅葉ヲ焼キ、石上ニ詩ヲ題シテ緑苔ヲ掃フ」という。これが日本の『和漢朗詠集』『平家物語』や謡曲『紅葉狩』などに引用され、日本人の趣味や風雅の気持ちにぴったりの名句として、多くの人に知られている。『白氏文集』巻十四。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373515 |