【四字熟語】四字熟語 > 風流桃源で悠悠自適
田園将蕪
【でんえんしょうぶ】

「帰りなんいざ田園将に蕪れなんとす」。官途を辞し帰郷の決意を宣言した陶淵明の「帰去来の辞」である。昨日までの”宮仕え”の生活を非とし、今決意した田園の暮らしを是とする「今是昨非」を自ら確認しつつ、すべてを天命として受容し、自然の変化に任せて充実した内面生活を送ろうと詠い上げている。『陶淵明集』巻五。帰去来兮、田園将ニ蕪セントス、胡ゾ帰ラザル。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373487 |