【名言名句の辞典】6叡智とわざ > 一芸は真理に通ず
言葉というものは「価値観」が違うと伝わらない

【名言名句】
言葉というものは
「価値観」が違うと伝わらない
【解説】
さだまさしはこのようにいうのだが、しかし同じ作品のなかで、「会話とは「愛」の交換を意味する」ともいっている。
だれもが「こうあるべきだ」という判断の基準をもっている。それは生きるための必須の条件であると同時に、異なった基準をもつ人びとにとって、お互いの心を理解し合うことを妨げる要因ともなる。言葉の担う意味は、発信者の価値観の上に築かれるものだからである。
だが、本当に伝えたい、わかってほしいと願うとき、それでも人は言葉をつくす。「愛」は「価値観」をこえなければならない。そのような言葉によってこそ人は救われるのだ。
【作者】さだまさし
【生没年】1952~
【職業】歌手
【出典】『もう愛の唄なんて詠えない』
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450601 |