ある一人の人間のそばにいるとほかの人間の存在などまったく問題でなくなることがあるそれが恋というも
【名言名句】
ある一人の人間の
そばにいるとほかの人間の存在などまったく問題でなくなることがあるそれが恋というものである
【解説】
恋する相手に心を奪われ、ほかのものは何も見えず、何も聞こえなくなる。恋とはそういうものである。
恋人のそばにいるとすぐ隣にいるほかの人のことなど、まったく気にならなくなってしまうのだ。
お互いがこういう状態になるのは恋の初期の、いちばん幸せなときである。
フランスの小説家ユゴーは、こういっている。
「宇宙をただ一人の者に縮め、ただ一人の者を神にまで拡げること、それが恋愛である」。
【作者】ツルゲーネフ
【生没年】1818~83
【職業】ロシアの作家
【参考】『初恋』『アーシャ』『春の水』と、ツルゲーネフの恋を扱った作品には自伝的色彩が強い。実生活での彼は夫のいるフランス人歌手ビアルドー夫人に熱烈な恋をし、パリに移り住んで、ロシアとヨーロッパを往復する生活が続いた。彼女のあとを追って死ぬまで独身を通した。
| あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450374 |