【名言名句の辞典】1人生 > 老いとともに生きる
人間はだんだん年をとって行くものだと始終考えていることほど人間を迅速に老けさせるものはない

【名言名句】
人間はだんだん年
をとって行くものだと始終考えていることほど人間を迅速に老けさせるものはない
【解説】
人間が年をとるのは自然の成り行きである。それを始終心にかけていては、行動が束縛され、若さが失われる。
「年甲斐もなく」といわれたのは、一世代前のこと。今は老若区別なく、仕事に趣味に恋愛に生きることが可能な時代である。
「恋愛に年齢はない。それはいつでも生まれる」(パスカル)、「我ともに老いたまえ、最良のものはなお未来にあり」(ブラウニング)という言葉を頼みとしよう。
【作者】リヒテンベルク
【生没年】1742~99
【職業】ドイツの物理学者
【出典】『箴言集』
【参考】リヒテンベルクが電場を与えた絶縁体の板の上に粉をまき、放電させたところ、線香花火のような放射線状の模様ができた。この模様を「リヒテンベルク図形」という。電圧が高ければ高いほど大きな模様になることから、電圧の測定に使われた。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450127 |