【故事ことわざの辞典】ことば > ことばを慎む
物言えば唇寒し秋の風
【ものいえばくちびるさむしあきのかぜ】

【解説】人の短所や自分の長所をあれこれ言うと、後悔して唇に秋風の冷たさを感じるという意味。転じて、余計なことを言えばわざわいを受けたり、対人関係がまずくなったりしがちだから口は慎めというたとえ。
▼江戸時代の俳人、松尾芭蕉の句。
【類義語】口は禍の門。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「故事ことわざの辞典」 JLogosID : 5552739 |