【故事ことわざの辞典】世間・世の中 > 世渡り
江戸中の白壁は皆旦那
【えどじゅうのしらかべはみなだんな】

【解説】この店をやめても、広い江戸には奉公先はいくらでもあるという意味。奉公人がふてくされて口にすることば。
▼「白壁」は白壁造りの土蔵で、大きい商家のこと。「旦那」は商家の使用人が主人を呼ぶ名称。
【類義語】此処ばかりに日は照らぬ。米の飯と天道様はどこへ行ってもついて回る。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「故事ことわざの辞典」 JLogosID : 5550456 |