【標準治療】病名 > 眼科
網膜静脈閉塞症
【もうまくじょうみゃくへいそくしょう】

Occlusion Of Retinal Vein
網膜の静脈が詰まると、その先の静脈は拡張して蛇行し、眼底出血や浮腫(ふしゅ)が起きます。これを網膜静脈閉塞症といいます。40~50歳代の中年世代でもみられますが、60~70歳代をピークとする高齢者に多くみられ、多くの場合、高血圧や動脈硬化などが原因となります。
網膜静脈の閉塞が、視神経乱頭部までの根本で起こる「中心静脈閉塞症」と、その先の分岐したところで詰まる「分枝静脈閉塞症」に分類されます。中心性では、高血圧や動脈硬化が原因で起こる「虚血性」以外に、視神経の炎症などで血管が詰まると同じような症状が起こる「うっ血性」があります。
![]() | 寺下医学事務所 (著:寺下 謙三) 「標準治療」 JLogosID : 5035503 |