MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

標準治療病名 > 膠原病・アレルギー内科

アナフィラキシー
【あなふぃらきしー】

Anaphylaxis

 特定の起因物質により生じた全身性のアレルギー反応をアナフィラキシーと呼びます。重症になると血圧低下を伴うアナフィラキシーショックという危険な状態になり、死に至ることがあります。アナフィラキシーは、狭義には、主にIgE抗体を介した即時型のアレルギー反応によるアナフィラキシーを指しますが、広義には、IgE抗体を介さず、起因物質が直接様々なケミカルメディエーター(ヒスタミン等の化学伝達物質)を遊離・活性化するアナフィラキシー様反応を含みます。
 原因としては、様々な薬剤(とくに抗生物質や解熱鎮痛剤、造影剤に多い)、輸血などの血液成分、ハチやヘビ毒、食物、運動、ラテックス(合成ゴム)などがあげられます。運動に関連してアナフィラキシーを起こす運動誘発性アナフィラキシーという症候群があり、食物摂取時にのみ運動誘発性アナフィラキシーの現れるものを、食物依存性運動誘発性アナフィラキシーと呼びます。近年、加水分解コムギを含有した石鹸・化粧品使用に関連すると考えられる、コムギアレルギーが増加しており社会問題となっております。このコムギアレルギーは、コムギ摂取と運動の組み合わせで発症する食物依存性運動誘発アナフィラキシーのタイプをとることが多いです。




寺下医学事務所 (著:寺下 謙三)
「標準治療」
JLogosID : 5035261

関連電子書籍

私を救う医者はどこ?
【著者より】病の恐れをひとり抱えている時、身内に重病の患者が出た時、あなたは何を頼りにしますか。特効薬?最新設備の病院?何より大切なのは、あなたの決断を親身になってサポートする医療判断医なのです。…

【辞典内Top3】 粘稠性  併診  感冒様症状  
【関連コンテンツ】

関連辞書

薬局にあるクスリ辞典 東洋医学のしくみ 

関連書籍

 寺下医学事務所「標準治療」

出版社:日本医療企画[link]
編集:寺下 謙三
価格:5,142
収録数:1787疾患
サイズ:21.8x15.6x6.6cm(A5判)
発売日:2006年7月
ISBN:978-4890417162

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト