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再生不良性貧血
【さいせいふりょうせいひんけつ】

Aplastic Anemia

再生不良性貧血とは、骨髄において血球産生能が低下しているため、赤血球、白血球、血小板系統のすべてが低下する汎血球減少症を指します。日本では年間に100万人あたり6人程度発生する疾患で、男女差はありませんが中高年に多い傾向があります。原因が不明な原発性再生不良性貧血が約80%で、放射線、抗ガン剤、鎮痛薬、抗生物質などによる2次性再生不良性貧血が残りを占めます。まれですが、先天性再生不良性貧血があり、ファンコニ貧血と呼ばれます。多指症などの骨格異常や染色体異常を伴うことが特徴です。
![]() | 寺下医学事務所 (著:寺下 謙三) 「標準治療」 JLogosID : 5035205 |