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福武国語辞典あ行 > お・

置く・▽措く
【お・く】

他五/自五

【一】(他五)【1】〔置く〕人や物事に場所・状態を占めさせる。【ア】人や物に場所を与える。「下宿人を―」「本を机の上に―」【イ】制度・施設・役目を作り設ける。「村に駐在所を―」「秘書を―」「番人を―」【ウ】預ける。「時計を質に―」【エ】箔(はく)や蒔絵(まきえ)をつけ施す。「金粉で―・いた家紋」【オ】そろばんや算木をあつかって結果を出そうとする。「そろばんを―」【2】〔置く〕時間や距離を隔てる。「三日―・いてまた来た」「車間距離を―・いて走れ」【3】〔置く〕人や物事をそのままの状態にとどめる。【ア】自分の身から離して、そのままにする。「老いた母を―・いて故郷を出た」「傘を家に―・いて来た」【イ】止める。中止する。「その話はひとまず―として」「筆を―」「ただでは―・かない」▽【イ】は「措く」、「筆を―」の場合は「擱く」を使うことがある。【4】〔措く〕除く。別にする。「彼を―・いて適任者はいない」「何はさて―・き」【5】〔置く〕〔動詞の連用形、またそれに「て」のついた形に続いて〕動詞が表す状態や結果をそのままに保つ意を加える。「捨て―」「眠らせて―」「パンを買って―」▽【5】はふつう仮名書き。【二】(自五)〔置く〕露や霜がおりる。「葉末に―露」




ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄)
「福武国語辞典」
JLogosID : 704908920


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