【福武国語辞典】あ行 > いろ
伊呂波歌
【いろはうた】

仮名四十七字を一度ずつ用いた手習い歌。漢字を当てると「色は匂へど散りぬるを、我が世誰(たれ)ぞ常ならむ、有為の奥山今日越えて、浅き夢見じ酔ひもせず」となる七五調の今様歌。もっとも古く見えるのは「金光明最勝王経音義(こんこうみようさいしようおうきようおんぎ)」で、歌の成立は平安初期以後と考えられる。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 704883450 |