入れる・▽容れる・淹れる
【い・れる】
他下一
【1】〔入れる〕ある特定の範囲・環境・状態に移す。【ア】特定の範囲内に移す。収める。「ミカンを箱に―」「野菜を冷蔵庫に―」「ポケットに手を―」{対}出す 【イ】特定の環境に移す。「娘を大学に―」「病院に―」【ウ】新たに加える。含める。「点を―」「グループに―」「計算に―」「口を―(=意見をさしはさむ)」「文章に手を―(=文章に加筆修正をする)」「社員を―(=社員を雇う)」【エ】ある状態にする。「頭に―(=理解し、記憶にとどめる)」「手に―(=自分のものとする)」「耳に―(=聞き知る。または、相手に話す)」「肩を―(=一生懸命応援する)」「本腰を―(=本格的に取り組む)」「身を―(=興味をもって熱中する)」「念を―(=十分に注意する)」【オ】その行為をする。「電話を―」「わびを―」「泣きを―」【カ】それが働くようにさせる。「暖房を―」「スイッチを―」{対}切る【2】〔入れる・容れる〕受け入れる。【ア】収容する。「教室に―人数」【イ】聞き入れる。他人の意見を認めて従う。「忠告を―」【3】〔入れる・淹れる〕湯をついだり、わかしたりして飲めるようにする。「お茶を―」
| ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 704883110 |