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インペパータ
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イタリアン手帳前菜 >

インペパータとは、コショウ風味の蒸し煮のことで、イタリア語のコショウpepe(ぺーぺ)が転じたもの。主に貝類を使う素朴な魚介料理だ。洗った貝をざっと鍋に放り込み、少量の水を加え、すぐさま蓋たをして待つことしばし。貝の口が開いたらもう食べ時。たっぷりショウをふって、彩りにはイタリアンパセリを。好みでレモンを絞りかけて。水に白ワイン加えるところもあるが、主役はあくまでも貝そのものの風味だ。

貝はアサリやハマグリなどなんでもよいが、よく使われるのはムール貝cozze(コッツェ)。黒光りする貝の間にぷっくりと朱色の身がのぞく様がワイルドだ。食べるほうも貝を手づかみで、汁を逃さぬよう一気に味わおう。口いっぱいに広がる潮の香を、粒コショウがキリッと引き締める海の幸のインペパーテは、Impepata di frutti di mare(インペパータ ディ フルッティ ディ マーレ)というのが一般的だ。


東京書籍
「イタリアン手帳」
JLogosID : 14820744


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イタリアン手帳

イタリアンレストランでメニューを見るときやイタリア料理のレシピを読むとき、とにかく1冊手元にあれば困らない手帳型イタリア料理図鑑。

【この辞典の書籍版説明】

「イタリアン手帳」岸 朝子

イタリアンレストランでメニューを見るときやイタリア料理のレシピを読むとき、とにかく1冊手元にあれば困らない手帳型イタリア料理図鑑。

出版社: イタリアン手帳[link]
編集: 岸 朝子
価格:1512
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ISBN: 978-4487804054