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▼「ぞうり」と「うちわ」のどちらがうまい?
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旬のうまい魚を知る本 >

ゾウリエビは漁獲量が少ないため、漁師の酒の肴になるか、地場で消費されてしまう。ぼくはこの味が恋しくなると、静岡県松崎町雲見(くもみ)の民宿「えびす屋」をたずねる。主人である漁師の高橋吉明さんが仕掛ける網に、ゾウリエビだけでなくときにはウチワエビまでがかかるのだ。
ゾウリエビイセエビ網にかかってくるから、水深10メートルから30メートルにいるようだね。9月から翌年5月のイセエビ漁の時期にちょくちょく上がってくるよ。ウチワエビは春先が多い。水深80メートルから100メートルヒラメ狙いの刺網にたまにかかってくる。ゾウリエビとウチワエビのどちらがおいしいかって? そうだなあ、ゾウリエビは磯に棲んでいるから、それだけ身が締まって甘味があるような気がする。鍋にしてもよく味が出るしな」


東京書籍
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

▼赤・金・黒と、生息する場所によって体色が異なる  ▼鮮やかな赤色は血にヘモグロビンが含まれているため  ▼卵を抱えるメスの商品価値が高い  

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【この辞典の書籍版説明】

「旬のうまい魚を知る本」東京書籍

季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。

出版社: 旬のうまい魚を知る本[link]
編集: 東京書籍
価格:1836
収録数: 650匹232
サイズ: 18.6x13x2cm
発売日: 2002年8月
ISBN: 978-4487797776