▼食べている海藻によって殻の色が違う
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【旬のうまい魚を知る本】 >
サザエの観察は楽しい。たとえばフタにある渦巻き模様を見れば、そのところどころにある筋の数で年齢がわかる。また食べている海藻によって殻の色が異なる。アラメを食べていると殻が黄色味を帯び、テングサだと緑褐色になる。殻のらせん状の層は6階建て。その中にある身の末端のくるっと曲がったところが生殖巣。これが緑色ならメス、クリーム色ならオスである。それにしても殻のトンネルの奥から、ほろ苦くも美味なハラワタと、それにつながった生殖巣を取り出すむずかしさよ。「栄螺庵」という言葉があり、それは曲がりくねった道の奥にある庵を意味する。〔豆腐屋も納豆屋も来ぬ栄螺庵〕
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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出版社:
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