▼マダコにはない胴のしなやかな歯ざわり
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【旬のうまい魚を知る本】 >
タコの種類は多いが、われわれになじみのあるのはマダコ、ミズダコ、イイダコの3種類。イイダコは別にして、マダコとミズダコは単にタコと呼ばれて、区別されないことが多い。しかし分布も味覚も異なる。マダコが北海道以南に生息しているのに対して、ミズダコは関東以北に生息し、北海道や三陸で多く水揚げされる。マダコの多くはタコ壺漁で漁獲されるが、ミズダコは籠漁やタコ箱漁による。マダコが全長60センチ前後なのにくらべて、ミズダコは3メートル、体重は20キロに達する。肝心の味については、マダコにくらべてミズダコは水っぽくて劣るとよく料理書に書かれているがそんなことはない。とくに胴(頭)のしなやかな歯ざわりはマダコにないもので、ミズダコを好む人は多い。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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