▼大社町のトビウオ流し刺し網漁
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【旬のうまい魚を知る本】 >
トビウオは船曳網、定置網、刺し網などで多く漁獲されるが、大社町(島根県)のトビウオ漁は流し刺し網漁による。1船に2~3人が乗り込み、漁場に到着すると幅3メートル弱、長さ2500~2600メートルの流し刺し網を立てながら上層に流していく。網を流し終えると、流し始めたポイントへ船をもどし、潮の流れでたたまれてしまった網を順次立て直していく。その作業を終えると、再び元の位置にもどって網を上げていく。
水揚げされたトビウオの多くは、大社町にある20数件のかまぼこ屋と地元の魚屋へ運ばれる。かまぼこ屋では名物の「アゴの野焼き」に姿を変える。竹の棒にトビウオのすり身を巻き付けて、じっくりと焼いたカマボコの一種で、もとは漁師が浜で焼いたことから、この名で呼ばれる。大社町のトビウオ流し刺し網漁は、5月1日から8月31日の間に行われる。見ているだけでも面白いので、一度足を運んでみるとよいだろう。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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