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食品添加物
時事用語のABC

食品の製造・加工・保存の過程で添加して使う物質
見栄えを良くしたり日保ちさせるなどの目的で、食品の製造・加工・保存のときに添加する物質の総称。天然のものから抽出する食品添加物のほか、人工的に化学合成されたものがある。
食品添加物の種類は豊富で、例えば、豆腐の製造に必要な凝固剤から、食品の栄養価を高めるビタミンCまで多岐にわたる。保存性の向上のために使われる保存料や酸化防止剤、見栄えを良くする着色料、風味を調整する甘味料や香料などは、普通のスーパーで売られている食品には必ずと言っていいほど含まれている。
事業者が食品添加物を使うには、食品衛生法に従わなければならない。すなわち、厚生労働省が安全性を確認した食品添加物でなければ、食品の製造や加工などの過程で使うことは禁止されている。違反すれば、3年以下の懲役または20万円以下の罰金が科せられる。
「ミスタードーナツ」は、2000年10月から12月の間に、食品衛生法で禁止されている酸化防止剤 (TBHQ) を使った肉まんを販売していた。しかし、この事実を公表せず、隠蔽しようとした疑いのあることから、大阪府警による捜査を受けた。
この事件をきっかけにして、無認可の添加物を使って製造・販売された食品をメーカーが店頭から回収するという事態が相次いだ。
▲関連キーワード「JAS法」」
▲関連キーワード「食品表示制度

  

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