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三大洋
雑学大全2

世界の三大洋といえば、太平洋、大西洋、インド洋である。さて、どこからが太平洋で、どこからが大西洋なのだろう。基準になるのは、国際水路機関(IHO)が出している海図である。太平洋と大西洋は、南アメリカ大陸の最南端ホーン岬から南極大陸まで南下する西経六七度一六分線が境目となる。大西洋とインド洋は、アフリカ大陸の最南端のアガラス岬から南極大陸まで南下する東経二〇度一分線が境目だ。そして、いちばんややこしいのが、太平洋とインド洋の境目である。ミャンマー、タイ、マレーシアの西岸に沿ってシンガポール南端までいき、そこからマラッカ海峡、スマトラ島西岸からジャワ島、スンバ島を通り、ロティ島(ティモール島の南西一六キロ)からオーストラリア北西部のロンドンデリー岬までいく。そして、ロンドンデリー岬からはオーストラリア西岸、南岸を通り、オトウェー岬からタスマニア島のグリム岬へ。その後、グリム岬からタスマニア島西岸を進み、最南端のサウスイースト岬から南極大陸まで南下する東経一四六度四九分二五秒線が太平洋とインド洋の境界線だ。頭のなかでこの境界線が描けた人は相当なものである。なにがなんだかわからなくなった人は、一度地図を見ながら確認してみよう。ちなみに、私たちになじみ深い日本海も東シナ海も太平洋の一部である。

  

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