MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

1件Hitしました

1から10件/1件中

検診難聴
標準治療

 難聴の自覚がまったくないにもかかわらず、学校検診の聴力検査で初めて難聴が判明し、耳鼻咽喉科を訪れるケースがあります。各種検査の結果、器質性障害が否定されると検診難聴と呼ばれます。1984年、日本で初めて報告された難聴疾患で機能性難聴の1つに分類されますが、心因性難聴と異なるのは本人の難聴自覚がない上に日常生活にも支障なく、聴力検査だけが異常を示すということです。しかし、背景に心理的要因が存在することも多いといわれており、器質性疾患との鑑別診断は大変重要です。検査法は心因性難聴と同様ですが、確定診断がつけば積極的な治療を行わなくても自然軽快することが多い疾患です。 (飯塚尚久)

  

             × 閉じる

収録辞書全リスト