健康食品 時事用語のABC

健康の増進に効果があるとして販売されている食品
主にビタミンやミネラルなど不足しがちな栄養素を補うための食品のこと。サプリメントのほか、ダイエット食品など多くの健康食品が市場に流通している。
健康食品には法令上の明確な定義がないので、特別な成分物質が含まれていない限り、通常の食品と同じように流通させることができる。しかし、病気の予防や治療を目的に使われる医薬品と区別するため、薬事法に基づく規制を受けることがある。
例えば、健康食品に医薬品と思わせるような効能・効果を期待させるうたい文句で宣伝すると、薬事法に違反する可能性がある。そのため、具体的な医学上の表現を避け、「健康に」や「美容に」といった抽象的な表現で健康食品をアピールしていることが多い。
また、過度の減量効果をうたったダイエット広告の場合は、景品表示法に違反する可能性も出てくる。