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擬人法
福武国語辞典

動物・植物その他人間でないものを、人間であるかのように描く技法。{参考}「花が笑う」は花を人間に見立てて叙述する単純な擬人法であるが「ごんぎつね」(新美南吉(にいみなんきち))のごんは狐(きつね)を人間に見立てていて、話全体が擬人法と見られる。つまり、叙述の擬人法と構成の擬人法とがあるのであり、狭義では前者だけをさし、広義では後者も含める。ところで、「夕鶴(ゆうづる)」(木下順二(きのしたじゆんじ))のつうは人間であって同時に鶴であるから、擬人法とはいえない。すべての神話は神を人間に見立てているように見えるが、古代人にとっては神は神であって、人間的に描こうとしたわけではないから、これも擬人法ではない。

  

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