スマートハウスとHEMS
2011年(平成23)3月の東日本大震災以降、「スマートハウス」という言葉がよく使われるようになった。
住宅展示場に行くと、そのモデルハウスが実際に展示されているところもある。
スマートハウスは、使う立場からいろいろな意味合いで利用されるが、次の4点が含まれているのが一般的だ。
省エネ、創エネ、蓄エネ、そしてHヘムスEMS(HomeManagementSystem)の導入である。
「省エネ」は、現在では当然だ。
「創エネ」とは、太陽電池パネルなどの設置で、自らがエネルギーを創生する能力を持つことで、「蓄エネ」とは、発電した電力を溜めることである。
ところで、省エネ、創エネ、蓄エネがバラバラでは効果はフルに発揮されない。
それらを総括する司令塔が必要になる。
それがHEMSだ。
家庭内のエネルギーを管理するシステムの核となるもので、例えば、発電した電力を給湯に使うか、蓄電させるか、電力会社に売るかなどを判断して、省エネ性能を向上させる役割を担うのだ。
【執筆・監修】
中経出版 「雑学科学読本 身のまわりのモノの技術vol.2」 JLogosID : 8567144 |