コンセントの穴の大きさが異なる理由
意外と気にされていないが、コンセントの左右二つの穴の大きさは異なっている。
よく見ると、左側のほうが大きいのだ。
穴の大きさが違うのは、アースされている側と、そうでない側とを区別するためである。
大きな穴のほうがアースされている側である。
電気工事の人はこれをもとにアース作業ができる。
「アースされている」とは電線が大地につながっていることをいう。
実際、電柱から家庭に来る配電線は2本がペアになっているが、そのうち片方はアースされているのだ。
したがって、仮に大きい穴のほうだけに指を差し込んだとしても(正しく工事がなされていれば)感電することはない。
それに対して、小さい穴のほうに指を突っ込むと感電する(実際にはやらないように!)。
【執筆・監修】
中経出版 「雑学科学読本 身のまわりのモノの技術」 JLogosID : 8567010 |