【ワールドカップ予選をめぐる64の話〜キーワード集】4章「岡田武史、世界を驚かせ…」 >
イングランド対ハンガリー(1953年)

1953年11月25日、ロンドンのウェンブリーで行われた親善試合。このときまで、イングランドはスコットランドなど英国内の協会の代表チーム以外、ホームで負けたことがなかった。しかしこの日、キャプテンのプスカシュを中心とするハンガリーは見事なパスサッカーでイングランドを圧倒、6―3というスコアで勝利を収めた。自他ともに認める「世界の王者」だったイングランドが世界のサッカーの進歩に目覚め、ヨーロッパや南米からも学ぶものがあると気づいたのはこの試合からだった。なお、この親善試合の「リターンマッチ」は翌54年5月にブダペストで行われ、7―1でハンガリーが勝った。
![]() | あすとろ出版 (著:) 「ワールドカップ予選をめぐる64の話〜キーワード集」 JLogosID : 8548055 |