【ワールドカップ予選をめぐる64の話〜キーワード集】1章「トルシエと2002年の記憶」 >

アーセン・ベンゲル

イングランドのクラブ、アーセナルで指揮をとるフランス人監督。1949年10月22日、フランスのストラスブール生まれ。プロにはなったものの選手としては大成しなかった。その後指導者となり、87年から94年まで在籍したＡＳモナコ（フランス）で高い評価を得る。95年に名古屋グランパスの監督に就任、ドラガン・ストイコビッチにその才能をフルに発揮させた。そして低迷していた名古屋を優勝争いに加わらせ、天皇杯では優勝に導いた。次期日本代表監督の呼び声も高かったが、1996年秋にアーセナルから誘いを受けて日本を離れた。アーセナルでは98年、02年、04年と3回にわたってプレミアリーグで優勝、ＦＡカップも4回制覇。トップリーグの指導だけでなく、若手育成のために立派な施設をもった「アカデミー」も設立、プレミアリーグ時代の名監督のひとりと言われる。

あすとろ出版 (著:) 「ワールドカップ予選をめぐる64の話〜キーワード集」 JLogosID : 8548008