【雑学大全2】生物の不思議 > 植物
ラン
【らん】

英名「オーキッド」は、ギリシア語の「睾丸」から
美しく独特の花を咲かせるランは、ガーデニングでも人気が高く、フラワーショップでも高価で高級品のイメージがある。そんな高級な花の代表であるようなランの語源が、実はかなりとんでもないところにある。ランの英名は「オーキッド(orchid)」だが、これはギリシア語の「オルキス」が語源である。「オルキス」というのも美しい呼び名だが、実はその意味は男性の「睾丸」である。なぜかというと、ランは一般にその球根を二つ持っている。そのうちの一つからだけ茎をのばし花を咲かせるが、この二つある球根が、男性の睾丸にそっくりなのである。そこから、そんなストレートな名前がつけられてしまったというわけだ。実際に催淫作用があるともいわれており、誘淫剤として使われたという古代ローマの文献が残っている。確かに、花の形もセクシーな雰囲気を漂わせている。
![]() | 東京書籍 (著:東京雑学研究会) 「雑学大全2」 JLogosID : 14820943 |