MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全趣味 > スポーツ

クラウチングスタート
【東京雑学研究会編】

§短距離のクラウチングスタートを考案したのは先住民だった?

スターティングブロックに足をのせ、両手を地面につき、前かがみになった体勢から勢いよく飛び出すのが、クラウチングスタートだ。陸上の四〇〇メートル以下の短距離走で必ず目にするスタートである。相撲のしきりにも似たこのユニークな方法は、一体誰がいつ頃発案したのだろうか。
一八八四年、ニュージーランドの先住民族マオリ族出身のマクドナルド氏が、スコットランドで発案したというのが、アメリカでは定説になっている。
彼の教え子、チャールズ・H・シェリル選手は、公式記録で最初にクラウチングスタートを採用した選手だ。クラウチングスタートをもちいて、一八八七年にニューヨークロングアイランドで行われた陸上大会で見事優勝。それ以降、このスタート法が世界的に普及したと言われている。
ただし、これには異説がある。一八八四年、オーストラリアのリチャード・クームブスが、カンガルーからヒントを得て考案したという説だ。そしてクームブスがオーストラリアのスプリンターに教えて、世界的にひろまったとされている。
そういえば、クラウチングスタートは、別名「カンガルースタート」と呼ばれていたというから、クームブス考案説も否定できない。このようなわけで、残念ながら誰が考えだしたのかははっきりしない。
では、クラウチングスタートが普及する前には、選手たちはどういう構えでスタートを切っていたのだろうか。
一八九六年に開かれた第一回アテネオリンピック大会の写真を見ると、てんでバラバラ。どうやら各選手は、好きな格好でスタートを切っていたようだ




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全」
JLogosID : 12670280

この辞典の個別アプリ

雑学大全
「働きバチは1日6時間しか働かない」など、知的好奇心をそそる雑学の集大成。全1000項目を収録したアプリ。

【辞典内Top3】 握手  凸凹  恐竜の交尾?  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全2 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:26x19x4cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487799473

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト