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イカスミ
【東京雑学研究会編】

§イカスミがあってタコスミがないのはなぜ?

食べたあと歯が真っ黒になるから、デートのときは食べないほうがいいといわれるイカスミパスタこってりした味を生む、イタリアンの定番料理だが、日本料理にもスミを使うことはあり、イカの塩辛に肝と一緒にスミも入れて黒造りにすると、肝の味がひときわよくなる。
タコもイカと同じようにスミを持ち、頭の腹側に、漏斗と呼ばれるホース状の排出口のようなものがあり、スミはここから噴出する。マンガなどでは、タコがスミで煙幕を張って敵の攻撃から逃げるところを描くことが多い。だが、タコの場合、そのスミが料理に使われることはない。
なぜかといえば、イカのスミは胴体から内臓を引き抜いたとき一緒に出てきて取り出しやすいが、タコは頭と呼ばれることもある外套膜の、後ろの丸い部分の中に内臓があり、スミ袋を取り出しにくいのだ。その上、スミ袋もイカに比べて小さく、スミの量も少ないから、わざわざ取り出すのがかえって面倒なのだ。
さらに、主に小さな甲殻類を餌にしているタコは、唾液にチラミンなどの毒を含み、それで餌を殺している。
敵の攻撃のときに吐くスミの中にその毒が含まれている可能性もあり、食べないほうが安全というのが、世界共通のタコスミ評価なのだ。




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全」
JLogosID : 12670039

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編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:26x19x4cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487799473

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