昭和天皇崩御から四半世紀
【しょうわてんのうほうぎょからしはんせいき】
昭和天皇は 1989/1/7 6:33AM に崩御(御歳 87)された。2014/1/7 で 25 年が経ったことになる。平成生まれの世代も増え、当時の状況を知らない国民も増えてきた。ネットでは今でも、当時を知らない人々による質問や、当時を体験した人々の述懐などが散見される。1987 年 9 月にご入院されて以来ご体調に異常を来され、一時はご快復されたが、翌々年に崩御された。病因は十二指腸乳頭周囲腫瘍。1988/9/19 の吐血~容体急変以来、メディアは天皇の病状報道一色となり、「自粛」ムードが世相に広がった。運動会の中止、小売店の閉店、レンタルビデオ店や映画館の繁盛、TV CM の差し替え、プロ野球のビールかけと忘新年会の取り止めなどなど。なお闘病は 111 日間におよび、吐血以来の輸血総量は 31,000cc を超えた。崩御に伴い、当時の皇太子明仁親王(今上天皇)が直ちに皇位を継承され、元号が「平成」となった。新元号の発表は当日 14:36PM 頃。発表したのは当時の官房長官、小渕恵三氏(故人)。ちなみに当時の首相は竹下登氏(故人)。1989/2/24、新宿御苑で「大喪の礼」が執り行われ、遺骸は八王子市に建造された武蔵野陵に埋葬された。昭和天皇のご誕生は 1901/4/29。御名は裕仁(ひろひと)と称される。第 124 代天皇となられたのは 1926/12/25。62 年あまりの在位だった。
| 時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部) 「時事用語のABC」 JLogosID : 14425532 |