防災の日
【ぼうさいのひ】
1960年(昭和35年)政府により9月1日を「防災の日」として制定。またこの日を含む1週間を「防災週間」としている。
1923年(大正12年)9月1日に、190万人が被災、10万人以上が死亡あるいは行方不明になったとされる、関東大震災が発生した日であるとともに、暦の上で雑節のひとつとされる二百十日にあたり、台風シーズンを迎える厄日とされている。
1959年(昭和34年)、この時期にあたる9月26日、伊勢湾台風によって戦後最大の被害(全半壊・流失家屋15万3,893戸、浸水家屋36万3,611戸、死者4,700人、行方不明401人、傷者3万8,917人)を被ったことが契機となり、地震や風水害等に対する心構え等を育成するため、1960年(昭和35年)に創設された。
防災の日(防災週間)は、「防災思想の普及、功労者の表彰、防災訓練等これにふさわしい行事」がおこなわれる。
2013年は、政府ではマグニチュード9クラスの巨大地震を想定した訓練を実施する予定。警視庁は都内の主要幹線道路120ヵ所で大規模な交通規制訓練を行う。
その他、地方公共団体、企業、団体などでも様々な訓練やイベントが行われる。
| 時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部) 「時事用語のABC」 JLogosID : 14425491 |