内閣改造
【ないかくかいぞう】
cabinet reshuffle
首相が内閣の構成メンバーを入れ替えること
内閣総理大臣(首相)は代わることなく、内閣を構成する国務大臣(閣僚)の全部または一部を入れ替えることをいう。任期の途中で内閣人事の刷新を図る。
総選挙または内閣総辞職のあとに行われる通常の組閣の場合とは異なり、首相の任期がそのまま続くため、国会で首班指名選挙をするわけではない。形式的には、すべての閣僚から辞表を取りまとめた首相が新たに閣僚を任命するという手続きとなっている。このとき、留任した閣僚の辞表は失効させるようだ。
内閣改造については制度上の明文規定がなく、政権与党の役員人事などと連動する形で慣習的に実施されてきた。首相には、閣僚を任命したり辞めさせたりする権限が与えられているので、内閣改造の時期や内容などで自由な裁量の発揮が可能だ。
なお、新しい閣僚の認証式などは、通常の組閣の場合と同様に行われる。
小泉純一郎首相は、30日の内閣改造で一部の閣僚を入れ替え、構造改革に向けて結束を固めたいようだ。今回の内閣改造は、小泉内閣としては組閣以来初めてのこと。
▲小泉内閣閣僚名簿(首相官邸)
▲内閣改造(Yahoo!ニュース)
| 時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部) 「時事用語のABC」 JLogosID : 14425151 |