【四字熟語】四字熟語 > 格言ことわざ故事来歴
韓信匍匐
【かんしんほふく】

悔辱をよく耐えること。”忍”の一字。韓信は、前漢三傑の一人、後の淮陰侯。「韓信匍匐して胯下より出ず」と”韓信のまたくぐり”で有名。彼は若いころ友人に「大きい体をして剣をぶらさげているが、内心は臆病だろう。殺せるならその剣で刺してみろ、だめならおれの胯をくぐれ」とからかわれた。そこで、みんなの前で腹ばいになり、胯の下をくぐったという故事。大望を抱く者は、つまらないことで争ったりしないという意味。『史記』淮陰侯。
ならぬ堪忍するが堪忍。忍之一字。
堪忍袋の緒が切れた。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373823 |