【四字熟語】四字熟語 > 文人墨客の意匠惨憺
落筆点蝿
【らくひつてんよう】

画家の妙技、凄腕をいうたとえ。落筆は、筆をうっかり落とすこと。点は画くの意。三国時代、呉の画家曹不興が、屏風に絵を描いていたとき、誤って筆を落とし、白い所に点をつけてしまった。が、その点を修整して蝿に描き直したところ、だれもがそれを本物の蝿と思って、指ではじいたという故事による。『呉録』。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373360 |