【四字熟語】四字熟語 > 男子本懐の巣林一枝
髀肉之嘆
【ひにくのたん】

実力があるのに発揮できず、功名を立てられない嘆き。髀(脾)は、股の意。蜀漢の高祖・劉備が不遇の身を荊州の劉表のもとによせていたとき、天下泰平のため、久しく馬に乗る機会がないので、「馬に乗っていたときは、股の肉が消えていたのに、今やその内側にまで肉がついてしまった。月日は早く過ぎ、自分も年をとってしまうと、そう手柄も立てられない」と嘆いたという故事による。『蜀志』先主。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373246 |