【四字熟語】四字熟語 > 男子本懐の巣林一枝
并州之情
【へいしゅうのじょう】

「却って并州を望めば是れ故郷」。月下推敲の故事で名高い中唐の詩人賈島(七七九~八四三)の七言絶句「桑乾を渡る」の結句で”住めば都”のたとえとして知られる。
并州に客舎して己に十霜
帰心日夜咸陽を憶ふ
端無くも更に渡る桑乾の水
却って并州を望めば是れ故郷『唐詩選』巻七。
秋十年却って江戸をさす故郷(芭焦)。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373238 |