【四字熟語】四字熟語 > 事業経営は創業守成
風林火山
【ふうりんかざん】

何事に対処するにも、時機、情勢に適応し、敏速に行動したり、静止して情況の推移を見守ったりする臨機応変のポイントをいう。孫子の有名な兵法のことば。「其ノ疾キコト風ノ如ク、其ノ徐カナルコト林ノ如シ。侵掠スルコト火ノ如ク、動カザルコト山ノ如シ。知リ難キコト陰ルガ如ク、動クコト雷震フガ如シ」から要約された。武田信玄は、この四字を特に重んじ、軍旗に大書して”孫子の旗”と称した。この旗を各部将に持たせ、陣頭に押し立てて進撃したことは名高い。現在、山梨県の雲峰寺と恵林寺に残っている。紺絹の地に金糸で「風林火山」と縫い出している。『孫子』軍争、『淮南子』兵略訓。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373157 |