【四字熟語】四字熟語 > 政治家好みの大言壮語
伴食宰相
【ばんしょくさいしょう】

実力、才能ともに不足している大臣。無能な大臣のこと。現代では伴食大臣と呼ぶ。能力や専門知識、経験をあまり考慮せず、ただ派閥の順送りで大臣が任命されるので、戦後はこれが量産され、ふえる一方。伴食は、正客のお相伴でごちそうになること。唐の玄宗皇帝のとき、ある宰相は、身は清廉であったが、政務の才がなく、もっぱら官僚の力に頼っていた。当時の人々は、彼のことを、食膳を賜わって会食するだけの大臣とあざけった。『旧唐書』盧懐慎。
伴食大臣。尸位素餐。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373122 |