【四字熟語の辞典】て >
天王山
【てんのうざん】

【意味】勝敗の分かれ目になる大事な時、または場所。
【用例】●このマラソンの天王山といわれる最後の上り坂で、彼はトップランナーを一気に抜き去って優勝した。今日の交渉が天王山とみて、労使共に緊張の面持ちで席に着いた。
【故事】京都盆地と大阪平野の境にある天王山のふもとの山崎は、古来、交通の要地であった。山崎の合戦で羽柴秀吉と明智光秀が戦った時、天王山の占有が勝敗を左右したところから、勝負や運命の重大な分かれ目をいう。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 5560849 |