【四字熟語の辞典】ち >
沈魚落雁
【ちんぎょらくがん】

【意味】その美貌を見ては動物までも恥じらい、魚は水中に沈み、雁は列から落ちてくるということ。絶世の美女の形容。
【用例】●Aが結婚した相手に会ったよ。沈魚落雁とまではいかないかもしれないが、明るくて、なかなかの美人だよ。正月とあって振袖姿で街を歩く女性たちのあでやかさは、いずれ劣らぬ沈魚落雁といった風情である。
【出典】『荘子』斉物論
【類語】羞花閉月
【参考】もともとは、美人の美しさも魚や鳥には分からないので、見れば驚いて逃げてしまう。美の意味は定め難いという意味であった。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 5560817 |